下肢静脈瘤の原因
高齢者や女性に多い下肢静脈瘤は、西洋医学において2つの原因があるとされています。
・深部静脈血栓症(エコノミー症候群)の後遺症
・原因不明
日常生活で深部静脈血栓症(エコノミー症候群)といわれる、飛行機のエコノミークラスのような狭い座席に長時間座ることはほとんどないため、原因不明の方がほとんどのようです。
長時間座ったり、立ち仕事を行うとなりやすいと言われていますが、全員が下肢静脈瘤になるわけではありません。
西洋医学では全く原因がわからないといってよい症状ですが、東洋医学の「気功」の観点からいえば、答えははっきりしています。
それは、
「ふくらはぎから背中にかけての気の流れが悪く、邪気が溜まっている。」
ということです。
気の流れが悪くなっていると、こんな反応が出ます。
・その場所を押した時に痛みがある
・筋肉が硬い
・体温が低い
下肢静脈瘤が発生しやすいのは、膝の裏付近です。
試しに、膝の裏やその周辺にあるふくらはぎを押してみてください。
痛みはありませんか?
また、ふくらはぎが硬くて柔軟性が無かったり、冷たくなっていませんか?
人によっては、ふくらはぎを押した時に飛び上がるほど痛みを感じる人もいます。
では、どうしてふくらはぎから背中にかけて気の流れが悪くなるのでしょうか?
気の流れが悪くなる原因は、人によって様々で
・体のひずみ
・下半身の疲労が取れていない
・下半身が冷える生活スタイル
・電気製品が家にたくさんある
・電気毛布を使っている
・衣類の素材
・体に悪い食生活
・睡眠不足、不眠
・目に見えない原因
・薬の副作用
・間違った治療
といったものがあります。
これらが複合的に影響して、下肢静脈瘤になりやすい体になっていきます。
特に、関節部は動ける範囲が多い分、負荷もかかりやすく、気の流れが悪くなりやすいです。下肢静脈瘤が高齢者に多いのは、長年の積み重ねの結果です。
女性は冷え性になりやすく筋肉量が少ないため、末端の気の流れが悪くなりがちです。ふくらはぎの血液を心臓に返す力も低いため、下肢静脈瘤になりやすいです。
また、男性であっても極端な運動を繰り返して、疲労が取れない状態になってくると、ふくらはぎから背中の気の流れが悪くなります。スポーツやダンスをしていても、下肢静脈瘤になる人はなります。
では、下肢静脈瘤は治らないのか?
といえば、そうではありません。
きちんと体のお手入れをして、気の流れを改善すれば、勝手に改善していきます。
もちろん、下肢静脈瘤の悪化具合によって、
・自力で改善
・気功治療が必要
と状況が異なります。
改善方法については、別の記事でご紹介します。