太く短く生きたいという人へ
「俺は長生きなんかしたくない。太く短く生きれたらいい。」
前職の同期にもこんな人がいました。
ところが、実際に病気になって一番おびえだすのは、こういった「太く短く生きたい」といっていた人です。
こういったことを言うタイプの人は、大きく分けて2タイプいます。
1.生まれつき人よりもエネルギーが強めの人
2.鈍感で体が壊れていることに気づかない人
です。
1 生まれつき人よりもエネルギーが強めの人
生まれた時点で人よりもエネルギーをたくさん持っている人です。生き物は生まれた時点で、親からエネルギーをある程度もらっています。そのエネルギーが強いと病気にもなりにくく、心も体も強い傾向があります。逆に親からエネルギーをあまりもらえないと、病気がちで心や体が弱い傾向があります。
生まれつきエネルギーが強いので、何をやってもうまくいきやすいです。勉強やスポーツで才能が開花します。
ところが、このエネルギーの使い方を間違うと
「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」
になってしまいます。
生まれつきエネルギーがあるといっても、その後の人生で浪費ばかりしているとエネルギーの貯金が底をついてしまいます。イメージ的にいえば、親の財産を食いつぶすといった感じです。
エネルギーを無駄遣いする生き方をした結果、年をとってから突然病気などで苦しむことが多いようです。
病気になった経験があまりないので、実際に病気になると普通の人よりもおびえる傾向があります。
若い頃に太く短くといっていた面影はどこへやら。
年を取ってから痛いとか、苦しいといった弱音をよく言います。
生への執着も年をとってから急に強くなります。
ところが、どうやったら健康でいられるかといった経験や知識もないため、途方にくれることが多いようです。
2 鈍感で体が壊れていることに気づかない人
世の中には自分の体が壊れていくことに気づかない鈍感な人がいます。
人間は過酷な環境や疲労が溜まる生活を続けていると、体を鈍感にしてその場で苦しみを感じないように麻痺させていく傾向があります。
「24時間苦しんでいたら、頭がおかしくなって長くもちませんよね?」
体は機能が低下してもいいから、その時に苦しみを感じないように緩和する働きがあります。
しかし、体に異常が起こっているのは間違いないので、やがて体がもたなくなります。
病気がわかった時には手遅れというタイプです。
仕事で深夜まで働き、その後も遅くまで飲み歩くといった人は、体が鈍感になっていきます。
私が以前勤めていた会社の同僚や先輩には、こういった鈍感なタイプの人が多くいました。
言い方を間違えました。
仕事をしている中で無理を繰り返し、鈍感になっていく人が多くいました。
鈍感な状態になると、病気がわかった時点でガン末期というのは珍しくありません。
実際、60代にガンで亡くなる方もいました。
「生前はパワフルで元気だった。」
と周りの方はよく言います。
私からすると、
「体が強烈に悪くて近づくことがためらわれるような人だった。」
が正直な感想です。
こういった鈍感タイプの方は、突然お亡くなりになります。
周りから見れば太く短く生きた人なんですが、一つ困ったことがあります。
それは、
「本人が突然亡くなったことを受け入れられず、成仏しない。」
ということです。
成仏しないで現世に残ると、いわゆる霊としてこの世をふらふらしています。
成仏できないくらいの未練を持っているので、その霊が持つストレスは病気の原因となります。
つまり、近くに成仏しない霊がいたら、生きている私たちは霊の発するストレスをもらって病気になってしまうということです。
事情が分からない人からすると、かわいそうかも知れません。
でも、生きている時に太く短くといって好き勝手に生きて、実際に亡くなったら未練があるから成仏しない。
言行不一致もいいところです。
おまけに亡くなってから、生きている人間に迷惑をかける。
実際に、様々な迷惑をこうむってきた私としては、同情の余地はありません。
まとめ
「太く短く生きる」と言う人のほとんどは、辛い目に合ったことがないから言っているだけです。
実際に、病気になったら一番おびえるタイプです。
こういったことを言う人はあまり信用しないほうが良いでしょう。
健康への無知、無関心で病気にならず過ごせる人は皆無です。
病気でみじめな最後を迎えないように、自分の健康に責任を持つ生き方をしましょう。
今、どれくらい体が疲れているかを調べる方法を学べる講座があります。
まずは自分のいる場所を確認してはいかがでしょうか?