介護費用があがる原因
高齢者の増加で介護費用が上がっている。
これだけ聞くと介護費用が上がるのは仕方ないと思う人も多いでしょう。
ところが、私からすれば、
「悪意はないだろうけど、結果的に悪化させている原因」
をはっきり感じます。
それは、介護で行う処置の考え方です。
例えば、
「足が悪い人に杖をついて歩かせるか、車いすに乗せるか?」
となった時に、多くの場合車いすに乗せる傾向が高いです。
つまり、その人が少し努力すればできることを、危ないからとやらせないようにします。
人間は、多少のストレスにさらされていないと、身体能力などは低下します。
こういったその人ができる最低ラインを基準にしていたら、どんどんその人の足腰は弱くなるし、認知症になる傾向も高まります。
介護のお世話になると、下りのエスカレーターに放り込まれて、一気に老化一直線になります。
その状態で、自分の意識をしっかりと持ち、できることは自分一人だけやり続けるのは、かなり意思が強い人間でないと無理です。
私は、90を超えた祖父が老健に入ったのでお見舞いに何回もいきましたが、
2階にエレベーターがつくと、エレベーター前には車いすに乗ったうつろな目をした人たちが、訪問者を迎えます。
65歳で定年してすぐに車いすになってしまう人もいて、さながら姥捨て山です。
ちなみに私の祖父は強い意志の持ち主で、決して車いすに乗らずに老衰で亡くなる数日前まで、自分の足で歩いて生活していました。
元々、老健に祖父を入れたのは、私たち家族ではなく、かなり問題のある親戚が遺産目当て(大した額ではないですが)で放り込みました。業の深い人たちで、現在は病気などで苦しんでいます。
ちなみに認知症の原因の一つは、電気の邪気です。良かれと思って、身の回りに電気製品を並べ立てていますが、実際には目に見えないところで、体に電気の邪気が染み込んで、冷え性や機能障害、脳梗塞などを引き起こしています。