ネパールでヒマラヤトレッキング
毎年10月下旬ごろから、ネパールに水晶などの買い付けに行っています。受講者の方にお譲りする水晶のブレスレットなどを作ってもらうのですが、どうしても作成に5日くらいかかってしまいます。
その空き時間を利用して、いつもヒマラヤのトレッキングに行っています。
ヒマラヤと一口に言っても、山脈はとても広大です。一般的には、カトマンズから飛行機でルクラに行き、そこからトレッキングをするエベレスト山系のトレッキングが有名です。
私はカトマンズではなくポカラに滞在しているので、エベレスト山系ではなくアンナプルナ山系へトレッキングに行っています。
ポカラは、ネパール第二の都市です。日本でいうと軽井沢のような地域です。地図は下記をご覧ください。
(Wikipediaより引用)
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カトマンズからポカラまでの移動
カトマンズからは、飛行機で40分程度、車だと7時間以上かかります。
以前は車で移動していましたが、今は飛行機を利用しています。
車での移動は、人数が4人いれば飛行機よりも移動費がかなり安くなります。
飛行機(約120ドル/人)※2017年の値段です。年々値上がりしています。
車(200ドル程度/台)※車種によります。ミニバンだとこのくらいの値段(多分)です。トヨタのランドクルーザーなどはもっと費用がかかります。
車での移動は、過酷です。ネパールの幹線道路はそこらじゅうに穴が開いていますし、一車線なのに対向車線から追い抜こうとする車ばかりで危ないです。
飛行機は、午前便での移動をお勧めします。午後になると風が強くなるため、飛行機の欠航はしょっちゅうあります。また、飛行機は常に定刻より遅れます。午前中の便が午後まで遅れることもざらです。そういう国なので、余裕をもって動かないと大変です。
アンナプルナ山系のトレッキング
ポカラからアンナプルナ山系へのトレッキングのルートはたくさんあり、タクシーで30分程度走るだけでもトレッキングポイントに行くことができます。ポカラの湖周辺に旅行者が宿泊するホテルが集中していて、旅行代理店もたくさんありますからトレッキングツアー探しで困ることはありません。
ただし、旅行代理店はたくさんある分、いい加減な店もたくさんあります。宿泊先のホテルが信用できるのでしたら、そこでツアーを探してもらうか、単独の場合はガイドやポーター(荷物持ち)を手配してもらうのが安心です。
私の場合は、いつも宿泊するホテルにガイドを紹介してもらっています。何年も同じガイドさんに案内してもらっています。
ポカラから一番近いトレッキング開始ポイントは、ダンプス(たぶん)という地域です。
ただし、ダンプスはトレッキング開始直後から石の階段を20分以上登り続ける厳しめのスタートです。
ダンプスルートは何回も登っているので、今回はそこからさらに車で1時間くらい奥に入った地域ヒレからスタートしました。
トレッキングには、入山許可証が必要で必ず入山してすぐにチェックポストがあります。
そこで、入山した日付や登録証の番号、名前を記載してもらいます。
これまで同じようなルートを5回歩いていたので、今回は違うルートを歩くことにしました。行程は4泊5日の予定です。
突然トレッキングしても私が大丈夫な理由
私は日本にいるときはトレッキングを一切しておらず、ネパールに行った時だけトレッキングをしています。
一応、日本では週1回テニススクールで運動しています。
高山病にこれまでなったことがありません。ネパールでの初トレッキングは、プーンヒル3200mでした。その時も初日夜に少し頭が痛くなりかけましたが、気功をしたら無くなってしまいました。
「それは、木村の運がいいだけだ。」
と思う方もいると思います。
実は、私は高山病になる理由がわかっています。それは体の歪みが大きい人です。特に太っていると体の歪みが大きいので、高度が上がるとその歪みに対する圧迫がきつくなり様々な症状が出ます。
太っている場合、高度が上がると心筋梗塞になるリスクも上がります。
私の場合、体の歪みを操体法というやり方で毎日修正しています。
ですから高山病になるリスクがほとんどありません。
体のひずみ以外で高山病になる原因もあります。それはトレッキング中や山小屋で休憩している時に、山にいる幽霊や化け物にいたずらをされることです。
(今までのトレッキング入山許可書です。2011年から9回ヒマラヤトレッキングをしています。1年に2回行っている年が複数回あるため2017年までで合計9回です。)
トレッキングをしているときは、それなりに一生懸命歩いています。
そうすると、五感が敏感になり色々なことを敏感に感じるようになります。
例えば、今まで歩いていた地域は涼しくて心地よい雰囲気だったのに、ある場所を超えたところから急にジリジリと太陽の熱が照り付ける嫌な暑さに変わるところがあります。
こういった場所は、化け物や霊がたくさんいる地域です。
そういった地域は、普通に歩いていてもいたずらをされて足をひねったり、ケガをするリスクがあがります。
ですから、意識を引き締めて自分の体を守るように歩きます。
まれに、村に入るとそういった嫌な暑さを感じることがあります。こういった場合は、村のある土地全体に化け物がいます。そういった村にある山小屋で寝ると化け物の邪気で疲弊してしまうため、その村には泊まらず次の山小屋まで歩きます。食べ物も邪気まみれで食べると体調が変になることが多いです。
また、複数の山小屋がある場合、邪気の多い山小屋が時々あります。そういった山小屋に泊まると体が変になってしまうので、予め外から山小屋を見てどんなエネルギー状態かを調べます。これは気功の能力で調べます。
そして、大丈夫な山小屋を選んで今度は、部屋を見せてもらいます。
山小屋のベッドは、トレッキングをしている人が寝るところです。私のように楽しんでトレッキングできている人もいれば、トレッキングの途中で体力的にきつくなったり、色々な目にあって精神的に参っている人もいます。
そういったマイナス状態の人が寝たベッドには、強い邪気がこびりついていることがあります。
ですから、部屋を見せてもらったらベッドも調べて大丈夫な部屋に泊まります。大丈夫といっても、ベッドには多少の邪気がくっついています。部屋に入ったら、必ず気功の能力を使ってベッドにある邪気を綺麗にしています。最近は、特別な石にエネルギーを入れることができるようになったので、その石を使ってベッドの邪気を取り除いています。
それと、忘れてはいけないのがトレッキング直後の体のケアです。
私は、トレッキングで山小屋についたら、まずは足の指と足の裏を丹念にマッサージします。
人と話したりしながら暖炉の前で1時間くらいは行います。
そうすることで次の日に疲労が残りにくく、筋肉痛を9割くらい防げます。
こういった気功の能力を使ってリスクをある程度取り除いているため、トレッキングしていても体調を崩したり怪我をするといったことはありません。
トレッキング中に何回か日本人にお会いしたことがありますが、気功をやっている方にはお会いしたことがありません。たまにヨガをしているのを見ることはあります。どうやら、ネパールではヨガが有名で気功はあんまりのようです。
マルディマハール ルート
今回私が選んだルートは、マルディマハール ルートという、比較的新しいルートです。
アンナプルナ山系では、プーンヒル(3200m)を回るルートやABC(アンナプルナ ベースキャンプ4200m)を歩くルートが有名です。
プーンヒル経由のトレッキングルートは3泊4日くらいから歩けて手軽に始められます。
ABC(アンナプルナ ベースキャンプ4200m)まで行くには、往復で6泊7日くらいかかります。
もちろん、歩く速度によって日数は変わりますが平均的な速度で歩くとそれくらいだと思います。
マルディマハールルートは、4泊5日が標準の日程です。
ガイドさんは、いつもお願いしている人が地元のゴルカに戻っていたため、その人の友人にガイドをお願いしました。
下の画像右側のおじさんがガイドです。
60歳手前のおじさんです。
この見た目だと、本当にトレッキングできるか不安に思うかも知れません。
でも、このおじさん侮れないスピードで歩き続けます。
マルディマハール ルートは、山小屋があまりありません。グループのツアーだと山小屋に電話して部屋の予約が可能なのですが、私のような単独トレッキングの人間は基本的に予約ができません。そのため、なるべく早く山小屋に到着する必要があります。
2016年に歩いた時は本当に人がいない時期で、歩いていてトレッカーとすれ違うことも数回しかありませんでした。
ところが2017年は、グループのトレッカーがたくさん来ていました。
下記は初日の昼ご飯を食べた山小屋。写真に写っているのは韓国人グループ。このグループはコックも同行させていて、キムチとか韓国料理を作っていました。すごい豪華トレッキングです。
初日は6時間くらいかけて到着した「フォレストキャンプ」といわれる山小屋では部屋がとれず、再び1時間程度歩いて次の山小屋まで歩くことになりました。
正直、フォレストキャンプについた時点であまりに人が多かったので、
「こんな騒がしいところに泊まるの嫌だな。」
と思っていたので、運よく泊まらずにすみました。
ということで、初日から7時間程度歩くことになりました。この日は、2800mくらいで休憩しました。その日は念入りに足の指もみをして、気功をして関節も緩めておきました。
途中で、珍しく一人で歩く日本人トレッカーさんとお会いしました。
話を聞いたところ、すでにアンナプルナ山系を一周するサーキット(最高高度5500m)やヒマラヤ山系、南米などを渡り歩いているトレッカーさんでした。宿泊先が同じで、食事の時に意気投合。一緒にマルディマハール ルートを歩くことになりました。
マルディマハール ルート2日目
朝7時半からトレッキングを開始。ガイドのおじさんは、早く歩くわけではないのですがとにかく休憩をしない。1時間以上歩いたら一口水を飲んで休憩。時には立ったまま5分休憩したら、歩きだす。そんなペースで2日目も7時間くらい歩きました。
下記は、low camp (ロウ キャンプ)です(下りの休憩時に撮影)。この後、middle camp(ミドル キャンプ3200m)、high camp(ハイ キャンプ3800m)があります。
夕方、high camp(ハイ キャンプ3800m)にある山小屋に到着したのは良いのですが、
「部屋は一杯だよ。相部屋ならなんとかなるかなあ。」
といわれ、大ピンチ。ちなみに、昼ご飯以降何も食べていたなかったため、私はガソリン切れで個人的に大ピンチ。
幸い「ハイ キャンプ」には二つ山小屋があり、もう一つの山小屋に聞きに行ったら
「部屋はある。」
とのこと。同行していた日本人の方が、聞きに行ってくれて助かりました。
なんとか部屋も個室で使うことができました。
3日目4時半出発
「頭おかしいんじゃないの?」
私もそう思います。
朝4時半。真っ暗で激しい寒さの3800m。
ヘッドライトをつけて、真っ暗な山をひたすら上ります。すべてはご来光のためです。
下記の写真。ばっちりヘッドライトをつけています。
朝は体が目覚めていないので体の動きがぎこちない、とても危険な時間帯。
ということで、私は朝4時に起きて気功をしていました。
いつもより短い時間でしたが、気功をしておくことで足の関節はやわらかくなり、いつでもトレッキングOK。
ヘッドライトの灯りを頼りに、ガイドさんについて黙々と登っていきます。
途中ビューポイントに差し掛かりましたが、
「いやもっと上までいけるから」
と言われて登ること4時間。
下記はビューポイント付近の写真。ここからさらに正面に写っているマチャプチャレに向かって歩いていきます。
高度計で4400mを表示したあたりで朝食です。
ガイドさんが山小屋から魔法瓶に入れたレモンティーを持ってきてくれました。
それと、買ってきたクッキーを朝食に景色を楽しみます。
ガイドさんと記念撮影。
4400mは、ABC(アンナプルナ ベースキャンプ4200m)よりも高い場所です。私にとってはこの高度が初めてのため、息が上がりがちで大変でした。しばらくしたら慣れましたが、酸素が薄いとすぐ息があがります。
と、ここまでは平和な雰囲気で過ごせました。
問題は、この後です。
下山を始めてhigh camp(ハイ キャンプ)に降りようとすると、どんどん雲行きが怪しくなってきます。
雲でどんどん視界が悪くなり、high camp(ハイ キャンプ)に戻って休憩していたら、突然の吹雪。
一気に温度が下がっていきます。そして、地面には雪が積もり始めます。
下記は降り始めた雪。この後地面は真っ白に。
「今年初めての雪だよ。いつもは12月なんだけどね。」
と山小屋の主人。
吹雪は、断続的に激しく降り続けます。このままでいると、雪がどんどん降り積もり降りるのが大変になります。
2時間以上待ってやみそうになかったので一度はもう一泊する決断をしたのですが、吹雪が収まったのを見計らって一気に山を下ります。
ファイブフィンガーで歩いていた私は、雪で靴がびちょびちょ。足の冷たさを感じながら、歩くこと1時間。
下記がファイブフィンガーです。布なので、すぐ濡れてしまいます。
middle camp(ミドルキャンプ)まで降りてきました。ここで軽くランチを食べます。
ここでは、high campに上がりたくても雪であがれないトレッカーが多数いました。
この山小屋には5部屋しかないため、後からきた私たちに部屋が割り当てられるかわかりません。
「そういえば、新しい山小屋があったはず。」
ということで、middle camp(ミドル キャンプ)からlow camp(ロウ キャンプ)の間にある今年できたばかりの山小屋まで下りました。
ファイブフィンガーのため、何度も言いますが足はびしょびしょです。
幸い、私たち以外に宿泊者がいないため、暖炉は独占できました。
暖炉にファイブフィンガーを近づけて一晩おいていたら、すっかり渇いていました。
まあ歩き始めたらすぐ濡れちゃうんですけどね。
4日目
この日は朝から快晴です。3000mの辺りまでは雪がとけて地面はびちょびちょ。とても滑りやすい危険な状態でした。しかし、どんどん山を下りていくと地面が濡れている程度で、雪は全くありません。
low camp(ロウ キャンプ)では、雪がほとんど残っていません。
ここから、一気に下っていきシディングという村へ向かいます。
上がってきたルートとは異なるマイナールートを降りていきます。
なんとトレッカーに全く出会いません。
下に降りると、温度はどんどん上がっていきます。
ちょうど稲や麦の収穫時期で、黄金色に輝く稲穂が綺麗です。
どんどん降りていきます。
あれ、シディングにあるホテルが閉鎖されている。。。
ガイドさんが、村人に聞いたところ、今年はホテルが開いていないとのこと。
「えーーー、どこに泊まるの?」
なんて話をしていたら、宿泊予定のホテルからさらに歩くこと3時間。
なんと、一番下の村まで降りてきてしまいました。
「ホテル閉まってたから、ここからジープで帰ろう。」
ということで、4泊5日の日程が3泊4日で降りてくることに。
夕方には、いつもの宿ババロッジに戻ってきていました。
通常、山から下りてくるとすごく疲れが出るそうなんですが、私は毎日体のケアをしているので特に疲れはなし。
宿に戻ったので、すぐに洗濯をしました。
まとめ
私がネパールでトレッキングする時は、こんな風にいきなり登ります。
一見すると無茶に見えますが、毎日気功で体の気の流れを整え、筋肉が動けるようにメンテナンスしているからできることです。
そもそも富士山にも登ったことがなく、山を歩くのは海外に行った時くらいです。
それでも筋肉痛にもならず、ケガもなく歩けるのは気功のおかげです。
ネパールの後は、バンコク5日、台湾5日とさらに歩きまわりました。
その体験は、別の記事でご紹介します。
私が毎日行う気功は、
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